389


競争ってどこでもありますよね。

例えば就活、社内の同僚との出世競争、恋愛において好きな人が同じ場合誰がその人をゲットするかの競争、もちろん企業間の競争、作品なんかのコンテストなど様々な競争があります。


いつまでたってもあの人に勝てないと嘆いている人がいます。
これは勝負の仕方を間違っているだけです。勝てます。

多くの競争で勘違いしている人が多いんですが、
勝負とは「目に見えるトップの人」にいかに近づくかの勝負だけではないんです。
 

経営学で競争地位別戦略というものがあります。
これは、自社の立ち位置に合わせて最適な戦略をとるための考え方の枠組みです。
市場における企業の立ち位置を、リーダー、チャレンジャー、フォロワー、ニッチャーという4つに分類し、それに基づいた戦略を展開するものです。

29


これを少し強引に人に当てはめて解釈すると
圧倒的な評価を得ているのが「リーダー」、リーダーほどではないが高い評価を得ているのが「チャレンジャー」、リーダーに挑戦せず危険を冒さない「フォロワー」、リーダーとは違ったことをする「ニッチャー」と当てはめられます。

つまり多くの人が目に見えるトップの人にいかに近づくか、追い抜くか、といったことを競争だと誤解してますが、
「目に見えるトップ」の人にいかに近づくかの勝負はチャレンジャーに当てはまる人だけやればいいことで、そうではない人はフォロワーなり、ニッチャーなりの戦略をとることで、その人に対する需要、つまりその人が勝てる場所、価値が見えてきます。



就活で例えると、「頭が良くて、いい経験してて、コミュニケーション能力抜群」みたいな人が「リーダー」に当てはまります。みんなこんな人になろうと就活の時には頑張り、いきなりなれっこないとがっかりしますよね。
でもそれはそもそも勝負の仕方を間違えていますよ。
「リーダー」にはリーダーの市場があり、あなたにはあなたの市場があります。

「頭がそこそこ良くて、そこそこいい経験をしててコミュニケーションもそこそこ高い」みたいな人はチャレンジャーに当てはまり、この人のとるべき戦略は、リーダーとの差別化です。
リーダーは総合的に点数が高いので、どこか突出しているというイメージがありません。
むしろそれを逆手に取って、どれか一つの要素に力を入れてその部分を突出させる差別化の戦略をとります。
例えば、多くの時間を何か新しいことに取り組むことで、「いい経験」という部分を突出させていい経験を積んでいる人物というイメージングを図ります。
これで、「総合的に素晴らしい」というモヤっとしたイメージのリーダーに勝てます。

どうしてもリーダーみたいになりたい(なれないけど)という人は、フォロワー戦略をとってください。
そしてやるべきことは、リーダーと違う市場で戦うことです。
フォロワーは徹底的にリーダーを理想像として真似していくことでリーダーほどではないがそれらしいイメージングを行い、リーダーが就職しないような会社で役立てます。

「頭が良くていい経験をしてコミュニケーション能力抜群」というリーダーの質をあまり持ち合わせていないという方はニッチャー戦略をお勧めします。
リーダーがとっていかないところで、一つないし二つの要素に全力を注ぐのです。その分野のことは誰にも負けないというようにしてください。そこでリーダーには普通に勝てます。例えば「アニメが大好きでアニメのことは誰よりも知っています。」ということであればアニメ関係などそういう人材を求めている会社にすっといけます。


一般的にある優秀なイメージというのはありますが、それを全員目指して競うことが競争ではないのです。


また別に美人という側面で考えてみても、芸能人みたいな美人を目指すのが競争ではないです。それをやってしまうがために実は勝てるのに負けてしまう人もいます。せっかく元気で明るい性格なのに、美人でクールなイメージというゴールにむかって競争してしまうと本来そういう性質を持っている人に負けます。明るくて元気を売りにしたら、美人でクールな人よりも、好きな人にモテたかもしれないのにです。


今回は就活を競争の例としてメインであげましたが、これは多くの「競争」と呼ばれているものに当てはまることです。
 



今回学んだ経営学 
競争地位別戦略